「宇宙の翼」は1999年、パリ、シャンゼリゼ通りに野外彫刻を展示するシャン・ドゥ・ラ・スクルプチュールという展覧会のために制作されました。風の一番の魅力は、そこに確かにあるのに、直接見ることは出来ないということです。新宮は、様々なメカニズムや形で風を捕えて、動きによって、見えない風を見えるようにします。彼の彫刻は、不規則で変化に富んだ自然のリズムを見せてくれる装置のようなものです。